2011年12月27日火曜日

保育園ジャガイモ掘りとジャガイモのはなし

12月26日は学内の「ほほえみ保育園」の園児がジャガイモ掘りに来ました。
みんな一生懸命大きなジャガイモを掘ることができました。




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さて、ジャガイモを食べる時注意しなくてはいけない事は、芽や緑化した部分に含まれる毒性成分ソラニン(ポテトグリコアルカノイド)です。ソラニンによる食中毒患者数は数名から百人程度毎年発生しています。

このソラニンの毒性はどれくらいか見てみると、成人の中毒量は2.8mg/kgです(1)。つまり体重60kgの大人なら168mg(2.8mg/kg×60kg)です。
ソラニンはジャガイモのどの部分に多く存在しているのでしょうか。ソラニン濃度は皮:30mg/100g、可食部:1.5mg/100gであり、圧倒的に皮に多くが存在しています。
つまり、普通に皮剥いて食べていればソラニンによる中毒になることはなさそうです。

しかし、気をつけなければならない事が2つあります。
1つ目は子どもの中毒量は成人より圧倒的に少ないということです。
2つ目は、小さなジャガイモほどソラニン含量が高いということです。
家庭菜園等で採れたジャガイモは小さい物もあるので気をつけましょう。
フルカワ
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