前回の記事の続編として、今回はヌートリアからの害獣を防ぐため、ヌートリアの行動を紹介します。
2012年に岐阜大学野生動物管理学研究センターの学生がフィールドセンターの水田周辺のヌートリア及びその他動物の行動を調査しました。
その結果・考察を紹介します。
トラップカメラによる調査 (2012.1~2013.2)
トラップカメラとは赤外線センサー付きのカメラで赤外線センサーによって自動で撮影でき、野生動物を撮影するのに使われるもの。
2013年1月29日の14時24分及び20時17分に1頭ずつ計2頭が捕獲されました(図赤○)。
ヌートリアは基本的に夜行性ですが、トラップカメラで撮影された時間は日中でした。
バンが池のほとりでキツネがヌートリアを追いかける動画が撮影されており、ヌートリアが昼に行動していた理由はキツネの襲撃から逃れるためである可能性があります。
捕獲日以降、ヌートリアは確認されていません。
2013年8月現在、稲のヌートリアによる食害はありません。
トラップカメラのデータが示すように水田周辺にヌートリアはいないようです。
この調査をしてくれた岐阜大学野生動物管理学研究センターの学生及び職員の森元様に厚く御礼申し上げます。
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