2013年8月26日月曜日

溶解熱

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先日四国の四万十市で国内最高の41.0度を記録し、今年の夏の暑さは記録的なものとなっています。

四万十市、国内の最高気温1位更新(2013年8月12日) - 日直予報士 - 日本気象協会 tenki.jp

私の出身の多治見市の記録が抜かれて少し残念に感じますが、願わくばもうこれ以上最高気温の更新などは起こってほしくないものです。

今年の夏の暑さは人間にとって厳しいものになるだけでなく、農作物にも悪影響を及ぼしています。

夏野菜ピンチ 県など対策呼び掛け【大分のニュース】大分合同新聞

さて、溶解熱という言葉はご存知でしょうか

溶解熱とは

 
溶質(気体または固体)が溶媒(液体)中に溶解する際に発生,ないしは吸収される熱量を指す。 コトバンク 

高校化学で水酸化ナトリウムを水に融解させたとき発熱した記憶はないでしょうか。

水酸化ナトリウムが水に溶解する際、正の溶解熱を持っているため、水が暖められて熱い水酸化ナトリウム溶液が出来上がるのです。

NaOH + aq  =  NaOHaq + 44.5kJ

水酸化ナトリウムは溶解によって熱を発しますが、塩類は溶解すると熱を吸収します。

つまり、水に塩類を融かしたら、その水の温度は下がるのです。

NaCl + aq  =  NaClaq - 3.88kJ

この現象を農業や生活に活かして猛暑を乗りきれないか・・・と小一時間考えましたが、なかなかいい方法は思い浮かびませんでした。

お家でアイスを作る際は、この仕組を利用しますよね。

こんな記事がありました。

夏休み五日目☆昔ながらの製法でアイスクリームを作ってみた。 | 株式会社LIG

手作りアイス美味しそうです。

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