2012年3月14日水曜日

ヌートリア捕まえ方まとめ

わいい顔をして、農家にとっては頭を悩ます存在のヌートリア。
我々の農場でも毎年被害が見られます。

田んぼの稲もヌートリアによる食害を受けていましたが、ここ数年は被害面積を食い止めることができています。
今回は、実際に取り組んだ経験を通してわかったヌートリアの捕獲方法を書きます。

まず準備するのは、ヌートリア捕獲のための罠です。
地域の保健所へ申請すれば無料で貸し出してくれます。

次にヌートリアが棲みかから畑へ来る道を探しましょう。
畑周辺をくまなく確認し、ヌートリアの通り道と思しきけもの道を全て探し出します。

罠の設置場所。
罠を複数用意することができれば、できるだけ多くの罠を同時に各ヌートリアの通り道に設置します。
一つしか罠を準備できなかった場合は、数日ごとに設置場所を変えましょう。
餌を変えたり、数日たっても捕まえられない場合は、その道は使われていない可能性があります。別の場所に設置しましょう。

罠の餌。
ヌートリアの餌は季節によって、ヌートリア個体差によっても変わるようです(好みもある?)。
前回人参で捕まえたからといってずーっと人参だけで捕まえようと思っても途中でうまくいかなくなります。
私が試した餌は、ジャガイモ、サツマイモ、人参、リンゴ、ナシ、キャベツなどです。いろいろなものを試してみましょう。

捕まえたヌートリア。
捕獲したヌートリアは農水省の指針に従い適切に処理しましょう。
農林水産省/野生鳥獣被害防止マニュアル-アライグマ、ヌートリア、キョン、マングース、タイワンリス(特定外来生物編)-
捕まえたら写真を付けて保健所に報告しましょう。
地域によっては捕まえたヌートリアを買い取ってくれるところもあるそうです。
農作物の被害も減り、お小遣い稼ぎにもなり一石二鳥です。

ざっくりですが以上がヌートリアの捕獲を通してわかったことです。
ヌートリアによる被害がある場合はぜひ試してみてください。

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