2012年6月26日火曜日

なぜ地産地消が良いのか|野菜の栄養価から

世の中では“地産地消が良い”と言われていますがなぜでしょうか。
「地産地消」と反対の意味を持つ言葉に「遠産遠消」があります。
地産地消の利点はいくつかありますが(地域経済の活性化、フードマイレージ、産地偽装が困難など)、ここでは野菜の栄養価に注目し紹介します。


食べごろのタイミングで収穫するのが一番おいしい
例えばトマトについて考えてみましょう。
スーパーの店頭には赤いトマトが並んでいますが、収穫時の色は緑色です。輸送される間に熟し、色が緑から赤に変わるのです。
ここでトマトの栄養やおいしさについて考えてみると、一番おいしく栄養のあるトマトを食べるには畑で真っ赤に生ったトマトをすぐに食べることです。
食べる直前までおいしさや栄養を実に蓄えられる、収穫後の野菜の栄養価は時間とともに減少するからです。
もちろん、緑色のトマトも熟して赤色になればうまみは増えます。
しかしながら、消費地から遠い産地のトマトを赤くなってから収穫はできません。
トマトは赤くなるほど柔らかくなって傷みやすくなるからです。

地産地消は経済的なメリットだけではなく、地産地消ならではの新鮮野菜はおいしさや栄養面でも消費者にとってメリットがあるのです。
野菜はスーパーで産地を気にせず買うのではなく、一度直売所へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
もちろん当センターで販売されているトマトは真っ赤に熟したトマトを収穫しています。
フルカワ

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